ねんどろいどどーるで自創作キャラをつくりたい(1.5)[スポンジ塗装・失敗編] 【ドールの生首状態の画像しかないです。苦手な方はご注意ください!】(念の為) 前回造形が終わったので、いよいよ塗装に移ります! しかし塗装は全くの未経験かつ、あまり本格的な道具には今回手が出せません。理想はエアブラシでグラデーションつけてみたかったんですが…費用もかさむし使うのもメンテも難しそうだし…と諦め。 缶スプレーを使うのも考えたんですが、いまいち色がピンとこず…。あとどっちも作業机を盛大に汚す未来が見える。 それでも何とかキレイに塗れないかな〜と色々調べていたら…ありました。低コストでムラなく塗れる方法が! それはスポンジ塗装です!! 化粧用のキメの細かいスポンジで塗料をポンポンとスタンプするように塗り重ねることで、厚塗りにならずムラも出にくい仕上がりにできるそうです。先人の方の知見ありがてえ。 ということで塗装用に揃えたものがこちらです。 100均の化粧用スポンジと造形時より目の細かいやすりセット、そして模型用の水性塗料・アクリジョン。 匂いや有機溶剤系をなるべく抑えたかったので、水性塗料の存在は本当に助かりました。 左3つの瓶が少し大きいものが下地用のベースカラーで、右2つの下段は髪色用、上段の白いのはトップコート用です。あと写すのを忘れてしまったのですが、同じシリーズの「エアブラシ用うすめ液・改」なるものや、乾燥時に固定するための棒と台、100均でスポイトと混ぜるための棒も買いました。100均のレジン用品ありがたすぎる。 準備できたのでここからさっそく塗っていきます。が、結論から言うと…タイトル通り、1回目は失敗しました!! ですがせっかくなので、反省点のメモなども兼ねるため失敗編として書いてみます。 それに最終的にはこの失敗を活かしてスポンジ塗装で完走できたので、ちゃんとやればエアブラシに手を出せない人にはかなりオススメできそうな気がしてます!成功編も後々ブログに上げる予定です。 ここからは恒例のダラダラ製作過程です。はちゃめちゃに長いので畳んでおります。↓ 続きを読む 完全に同じ条件でやってる人の詳しい話を見つけられなかったので、ある程度は調べつつも勘だけで自己流を突っ走っていきます! 塗装の大体の流れとして下地(ベースカラー)→色→トップコートの順でやっていきます。 先ほども書きましたが、まず下地にはアクリジョンのベースカラーを使いました。 こういう塗料はいきなり色を塗っても下地を隠しきれずうまく発色しないことがあるようです。そのため隠蔽力の高いベースカラーを塗って単色化することで狙った色にしやすくするみたいです!またベースカラーは粒子が他と比べて大きく、細かい傷を埋める効果や塗料の食いつきがよくなる効果もあるようです。 今回髪色に使うオレンジ系は色の中でも特に隠蔽力が弱いそうなので、下地の定番っぽい白とグレーは即決。またアクリジョンのベースカラーは下地だけでなく色に混ぜて使うこともできるみたいなので、調色に使えるのではと赤も買ってみました。 ここからはどう塗っていくか、方針を決めますが… そういえば今まで読んだねんどろ改造系のブログの方々は皆…サーフェイサーなるグレーの下地を吹き付けていた……。(先述の下地と同じ効果かつ、グレーにすることで凹凸を見つけやすいらしい) しかもそこからやすりがけして細かい傷を撲滅してる方もいた気がする……。 ということでまずこれを見よう見まねでやってみることにしました。 感覚を掴むためにもとりあえずベースカラーのグレーだけで塗ってみたところ、世にも珍しい黒髪アンヘリカが爆誕。 よくスプレーなどで使われてるサーフェイサーよりかなり黒寄りなので、白と混ぜて使うといいのかも。ですが結局白で覆い隠すつもりなので、とりあえずこれでやすりがけをしました。 なんかいい感じに埋まってそう(やすりが行き届いてないだけな気もしますが)。 若干不安になりつつ、ベースカラー白で単色化します。 めっちゃ下地隠れる!!これはすごい。 ここまで特に塗料を薄めずに使っていたのもありそうですが、1度塗りでほとんど隠れたんじゃなかろうか。 なんだかいけそうな気がし始めながら、色に取り掛かります。 ベースカラー含めテストピースを何回か作り、最終的に今回は 基本色はオレンジ・ハイライトにはオレンジイエロー・うなじ付近などのグラデーションにはオレンジ+ベースカラー赤 の構成で行くことにしました! ここでも塗料は大体薄めずに、2〜3度塗りでやっていました。 そしてポンポンしていき、色を乗せ終わったのですが… なんか…赤くない? あと若干色も濁ってる気がする…。 いやでもかわいい!気のせいかも! でもなんか…ブツブツしてない…? この時は結構夜中に作業してたので、一晩置いてみて冷静になってから考えることにしました。が、 やっぱり赤いしブツブツしてる;; ここで塗装をやり直すことを決めました。つらかった……。 アクリジョンの乾燥した塗膜は、油汚れ用マジックリンに漬けておくことで剥がれるそうです。具合がわからなかったので30分くらい漬けてからブラシでこすると皮がむけるみたいに落ちました。しかし塗装の直前に使ってたポリパテ埋め部分も一部剥がれてしまったので、もう一度埋めやすりがけもし直し…。これは漬け時間が長すぎたからなのか…分かりませんが、あんまり何回もやり直すのは避けた方が良いのかも? こうして無事振り出しに戻りました。 思いつく反省点としてはこんな感じ。 ・ベースカラーグレー→やすりの段階の効果が感じられなかった 傷はベースカラー白で単色化しつつ埋められそう。 ・ベースカラー白の時点での塗料の厚みが均一じゃなかったかも 入り組んだ場所とかディテールに白が入り込まずつい厚ぼったく塗ってしまった。 ・気泡や小さいごみの処理ができていなかった スポンジを叩く力が弱くて気泡できまくりだったっぽい。あと塗ってる間にパレットやスポンジの表面で乾いて固まった塗料のかすらしきものが混ざって、さらにブツブツしていたっぽい ・ベースカラー赤の発色が強すぎてオレンジが負ける というよりオレンジの発色が思ったより弱すぎたのかも?ちょっとでも混ざっただけでほぼ赤単色と変わらない色になる。影色用として使うなら茶色系を混ぜたほうがいいのかもしれない。 ・ハイライトの黄色が濁ったのはオレンジの上から塗ったからな気がする 特に白とか混ぜずにクリアーに近い黄色を塗ったので、それはそう…といった感じ。 そんなこんなで挫折しかけ、しばらく放置していたのですが… 塗装開始前に注文していた顔パーツが…思ったより早く届いた!!! ということでやる気を取り戻し、次回は表情パーツ編です!また近いうちに上げます。 畳む そして突然上げ始めて間もないこの企画ですが、先日Twitterに上げた通り… (ツイート埋め込み処理中...)Twitterで見る ねんヘリカ完成しました!!!記事を書いたことで作業欲が高まり無事パーツが完成したので、先に組み立てる所だけやってみて写真お披露目はブログにとっておこ〜と思ってたのですが…。かわいすぎて理性が吹っ飛んでしまった。しょうがないよね… 2・3枚目の通り、塗装やり直しに成功し髪パーツも無事にほとんどムラのない仕上がりにできました。 買った服とか諸々の話に加えて、ここからさらに少し修正作業も行なったので、この辺も改めてまた完成編?で書くつもりです。 #ておれこ 2025.6.27(Fri) 21:00:00 工作
【ドールの生首状態の画像しかないです。苦手な方はご注意ください!】(念の為)
前回造形が終わったので、いよいよ塗装に移ります!
しかし塗装は全くの未経験かつ、あまり本格的な道具には今回手が出せません。理想はエアブラシでグラデーションつけてみたかったんですが…費用もかさむし使うのもメンテも難しそうだし…と諦め。
缶スプレーを使うのも考えたんですが、いまいち色がピンとこず…。あとどっちも作業机を盛大に汚す未来が見える。
それでも何とかキレイに塗れないかな〜と色々調べていたら…ありました。低コストでムラなく塗れる方法が!
それはスポンジ塗装です!!
化粧用のキメの細かいスポンジで塗料をポンポンとスタンプするように塗り重ねることで、厚塗りにならずムラも出にくい仕上がりにできるそうです。先人の方の知見ありがてえ。
ということで塗装用に揃えたものがこちらです。
100均の化粧用スポンジと造形時より目の細かいやすりセット、そして模型用の水性塗料・アクリジョン。
匂いや有機溶剤系をなるべく抑えたかったので、水性塗料の存在は本当に助かりました。
左3つの瓶が少し大きいものが下地用のベースカラーで、右2つの下段は髪色用、上段の白いのはトップコート用です。あと写すのを忘れてしまったのですが、同じシリーズの「エアブラシ用うすめ液・改」なるものや、乾燥時に固定するための棒と台、100均でスポイトと混ぜるための棒も買いました。100均のレジン用品ありがたすぎる。
準備できたのでここからさっそく塗っていきます。が、結論から言うと…タイトル通り、1回目は失敗しました!!
ですがせっかくなので、反省点のメモなども兼ねるため失敗編として書いてみます。
それに最終的にはこの失敗を活かしてスポンジ塗装で完走できたので、ちゃんとやればエアブラシに手を出せない人にはかなりオススメできそうな気がしてます!成功編も後々ブログに上げる予定です。
ここからは恒例のダラダラ製作過程です。はちゃめちゃに長いので畳んでおります。↓
完全に同じ条件でやってる人の詳しい話を見つけられなかったので、ある程度は調べつつも勘だけで自己流を突っ走っていきます!
塗装の大体の流れとして下地(ベースカラー)→色→トップコートの順でやっていきます。
先ほども書きましたが、まず下地にはアクリジョンのベースカラーを使いました。
こういう塗料はいきなり色を塗っても下地を隠しきれずうまく発色しないことがあるようです。そのため隠蔽力の高いベースカラーを塗って単色化することで狙った色にしやすくするみたいです!またベースカラーは粒子が他と比べて大きく、細かい傷を埋める効果や塗料の食いつきがよくなる効果もあるようです。
今回髪色に使うオレンジ系は色の中でも特に隠蔽力が弱いそうなので、下地の定番っぽい白とグレーは即決。またアクリジョンのベースカラーは下地だけでなく色に混ぜて使うこともできるみたいなので、調色に使えるのではと赤も買ってみました。
ここからはどう塗っていくか、方針を決めますが…
そういえば今まで読んだねんどろ改造系のブログの方々は皆…サーフェイサーなるグレーの下地を吹き付けていた……。(先述の下地と同じ効果かつ、グレーにすることで凹凸を見つけやすいらしい)
しかもそこからやすりがけして細かい傷を撲滅してる方もいた気がする……。
ということでまずこれを見よう見まねでやってみることにしました。
感覚を掴むためにもとりあえずベースカラーのグレーだけで塗ってみたところ、世にも珍しい黒髪アンヘリカが爆誕。
よくスプレーなどで使われてるサーフェイサーよりかなり黒寄りなので、白と混ぜて使うといいのかも。ですが結局白で覆い隠すつもりなので、とりあえずこれでやすりがけをしました。
なんかいい感じに埋まってそう(やすりが行き届いてないだけな気もしますが)。
若干不安になりつつ、ベースカラー白で単色化します。
めっちゃ下地隠れる!!これはすごい。
ここまで特に塗料を薄めずに使っていたのもありそうですが、1度塗りでほとんど隠れたんじゃなかろうか。
なんだかいけそうな気がし始めながら、色に取り掛かります。
ベースカラー含めテストピースを何回か作り、最終的に今回は 基本色はオレンジ・ハイライトにはオレンジイエロー・うなじ付近などのグラデーションにはオレンジ+ベースカラー赤 の構成で行くことにしました!
ここでも塗料は大体薄めずに、2〜3度塗りでやっていました。
そしてポンポンしていき、色を乗せ終わったのですが…
なんか…赤くない?
あと若干色も濁ってる気がする…。
いやでもかわいい!気のせいかも!
でもなんか…ブツブツしてない…?
この時は結構夜中に作業してたので、一晩置いてみて冷静になってから考えることにしました。が、
やっぱり赤いしブツブツしてる;;
ここで塗装をやり直すことを決めました。つらかった……。
アクリジョンの乾燥した塗膜は、油汚れ用マジックリンに漬けておくことで剥がれるそうです。具合がわからなかったので30分くらい漬けてからブラシでこすると皮がむけるみたいに落ちました。しかし塗装の直前に使ってたポリパテ埋め部分も一部剥がれてしまったので、もう一度埋めやすりがけもし直し…。これは漬け時間が長すぎたからなのか…分かりませんが、あんまり何回もやり直すのは避けた方が良いのかも?
こうして無事振り出しに戻りました。
思いつく反省点としてはこんな感じ。
・ベースカラーグレー→やすりの段階の効果が感じられなかった
傷はベースカラー白で単色化しつつ埋められそう。
・ベースカラー白の時点での塗料の厚みが均一じゃなかったかも
入り組んだ場所とかディテールに白が入り込まずつい厚ぼったく塗ってしまった。
・気泡や小さいごみの処理ができていなかった
スポンジを叩く力が弱くて気泡できまくりだったっぽい。あと塗ってる間にパレットやスポンジの表面で乾いて固まった塗料のかすらしきものが混ざって、さらにブツブツしていたっぽい
・ベースカラー赤の発色が強すぎてオレンジが負ける
というよりオレンジの発色が思ったより弱すぎたのかも?ちょっとでも混ざっただけでほぼ赤単色と変わらない色になる。影色用として使うなら茶色系を混ぜたほうがいいのかもしれない。
・ハイライトの黄色が濁ったのはオレンジの上から塗ったからな気がする
特に白とか混ぜずにクリアーに近い黄色を塗ったので、それはそう…といった感じ。
そんなこんなで挫折しかけ、しばらく放置していたのですが…
塗装開始前に注文していた顔パーツが…思ったより早く届いた!!!
ということでやる気を取り戻し、次回は表情パーツ編です!また近いうちに上げます。
畳む
そして突然上げ始めて間もないこの企画ですが、先日Twitterに上げた通り…
ねんヘリカ完成しました!!!記事を書いたことで作業欲が高まり無事パーツが完成したので、先に組み立てる所だけやってみて写真お披露目はブログにとっておこ〜と思ってたのですが…。かわいすぎて理性が吹っ飛んでしまった。しょうがないよね…
2・3枚目の通り、塗装やり直しに成功し髪パーツも無事にほとんどムラのない仕上がりにできました。
買った服とか諸々の話に加えて、ここからさらに少し修正作業も行なったので、この辺も改めてまた完成編?で書くつもりです。
#ておれこ